Macro_Layersリファレンス 概要: Macro_Layers.ksは、背景画面のレイヤ制御を実施するマクロ集である。 フェードイン・フェードアウト・移動などが一命令で実行できるように なっている。 使用するレイヤの役割は以下の通り。何も指定しなければ、layer0しか使わない。 何故baseを使わないかというと、[move]タグがbaseに使えないから、 baseだと動かしながらのfadeが出来ない故。 タグリファレンス: パラメータを指定しなかった場合、(def)またはdefaultと書いてあるものが デフォルト値として採用される。 [image_init] 説明: 背景関係を初期化する。内部的には、[image_clear]と[image_visible]を 呼び、CGモード用のグローバル変数(sf.cgmode)をクリアするだけ。 引数: layer= 対象レイヤーを示す文字列。レイヤNoを空白で区切った ものを指定する(例:"0 1 3")。def="0" [image_visible] 説明: 背景の表示・非表示を切り替える。クリアするのではなく、あくまで 非表示にするだけ。kag[fore&back].layers[layer].visibleを0にするだけ。 引数: layer= 対象レイヤーを示す文字列。レイヤNoを空白で区切った ものを指定する(例:"0 1 3")。def="0" visible= leave 表示・非表示は切り替えず、前のままを使う(何もしない) true 表示する(default) false 表示しない [image_clear] 説明: 背景をクリアする。クリアには"clear.png"という画像を使用するため、 透明で、画像サイズが背景サイズに等しいclear.pngをあらかじめ用意して おく必要がある。なお、.jpgには「透明」が無いのでclear.jpgを用意しても 仕方がない。 引数: layer= 対象レイヤーを示す文字列。レイヤNoを空白で区切った ものを指定する(例:"0 1 3")。def="0" clear= クリアするかどうかのフラグ true クリアする(default) false 何もしない [image_load] 説明: 指定された画像を読み込む。cgモード用に、読み込んだファイル名は 全てグローバル変数sf.cgmodeに配列として格納される。 引数: 引数は全て、KAGの[layopt]と[image]タグ、及び[setTimeEffect]に渡される ので、これらのタグが持つ引数は全て指定可能。 storage= 画像ファイル名を指定する。拡張子を指定する必要は無い。 現在、jpg/png/tlgに対応。 存在しないstorageを指定した場合、エラーにはならず、 左上に表示すべきファイル名が記入されたwhite.jpg (or .png or tlg)が読み込まれて表示される。セーブ・ロード すると(文字は保存されないから)消えてしまうことに注意。 layer= レイヤを指定する(default=0) page= 表裏どちらの画面に画像を読み込むか指定する fore 表画面に画像を読み込む(default) back 裏画面に画像を読み込む both 両方に画像を読み込む opacity= 透明度を指定する(default=255(不透明)) top= 画像の上端座標を指定する(defalut=0) left= 画像の左端座標を指定する(default=0) 使用例: [image_load storage="abc" page=back] layer0の裏画面に、abc(.png|.jpg)という画像を読み込む [image_trans] 説明: 背景をトランジションする。基本クロスフェードで、あわせて画像を 移動しながらのトランジションも可能。 引数: 引数は全て、KAGの[layopt]と[image]、[move]タグ、及び[setTimeEffect]に 渡されるので、これらのタグが持つ引数は全て指定可能。 storage= 画像ファイル名を指定する。拡張子を指定する必要は無い。 指定しなかった場合、読み込まないし[backlay]しない。 指定した場合、まずpage=backに読み込まれ、後の[trans]で page=foreにもコピーされる layer= レイヤを指定する(default=0) time|transtime= トランジションにかかる時間を指定する(def=2000(ms)) movetime= 移動にかかる時間を指定する(def=2000(ms)) path= 移動パス。[move]タグに渡す。カッコに囲まれた三つの 数値、(x座標、y座標、透明度)のリスト。 (ex."(0,0,255) (100,20,128)") transwait= トランジションの終了を待つかどうか true トランジションの終了を待つ(default) false トランジションの終了を待たずに戻る movewait= 移動の終了を待つかどうか true 移動の終了を待つ(default) false 移動の終了を待たずに戻る left= 画像の表示左端座標を指定する(def=0) top= 画像の表示上端座標を指定する(def=0) method= トランジション方法を指定する(def=crossfade) ruleを指定すると、自動的にuniversalになることに注意。 rule= トランジションのルール画像を指定する。指定すると、 トランジションが自動的にuniversaになる。 trans= [trans]するかどうか。背景だけ読んでおいて、後で他の レイヤもあわせてtransする時などにfalseを指定。 moveのことは考えてないので、move指定するとおかしくなる かもしれない。 true [trans]する(default) false [trans]しない backlay= [backlay]するかどうか。 true [backlay]する(def) false [backlay]しない(def) 使用例: [image_trans storage="abc"] layer0で、abc(.png|.jpg)という画像へ2秒かけてcrossfadeする。 [image_trans storage="abc" rule="五月雨" path="(100,100,255)"] layer0で、abc(.png|.jpg|.tlg)という画像へ2秒かけて"五月雨"というルール画像で universalトランジションする。同時に、トランジションしながら (0,0) -> (100,100)へ2秒かけて移動する。 [trans_only] 説明: [image_trans]タグからtrans部分だけを抜き出したもの。引数等は同じだが、 pageとstorageは指定できなくなっている。 [image_trans .... trans=false]の時、後からtransする時に使う。 [image_wait_trans] 説明: [image_trans]のトランジションが終了するまで待つ。 引数: wait= 何が終了するまで待つかを指定する trans transが終了するまで待つ move moveが終了するまで待つ all transとmoveが両方終了するまで待つ(default) [image_stop_trans] 説明: [image_trans]のトランジションを停止する。停止後は、transやmoveが 終了した状態・座標になる。 引数: stop= 何を停止するかを指定する trans transを停止する move moveを停止する all transとmove両方停止する(default)