スライダープラグイン概要 スライダープラグインは、スライダーを表示するレイヤーを提供する。 KAGEXについてくるスライダーレイヤは、レイヤとしての機能しかなかった ので、じゃぁKAGから使えるようにしてみっかー、とKAGLayersPlugin.ksを 書いた上で色々つついてみた次第。 ***************************************************************************** 使い方: 最初にどこかで一度だけ以下のようにして SliderPlugin.ks を呼ぶ。 [call storage=SliderPlugin.ks] あとは適当な場所で [eval exp="tf.slval = 50"] [slider page=fore left=100 top=100 width=100 height=24 val=tf.slval] とかやればスライダーが表示される。はず。上の例ではtf.slvalが スライダーと共に変更される。 backに表示しておいてtransすれば、トランジションで表示されたりもする。 はず。 ***************************************************************************** KAGスクリプト中のタグ: タグ: [slider_init layer=base] 説明: スライダーを初期化する。これはSliderPlugin.ksを読む時に一度実行 されているので、必ずしも明示的に呼ぶ必要はない。親レイヤを base 以外に 設定したい時は呼ぶこと。複数回呼んでもよい(意味はないけど)。 引数: layer= スライダーを表示する親を指定する。指定しなければbaseが 指定されたものとする。 タグ: [slider name=noname page=fore slider_optの全てのオプション] 説明: スライダーを一つ表示する 引数: name= スライダーの名前(IDとして使用される)。省略可能。 省略時は "noname" が指定される。 固体識別のために指定するだけなので、任意の文字列が 指定できる。 page= ページを指定する。 fore 表画面に表示する(def) back 裏画面に表示する both 表裏両画面に表示する このほかに、slider_optsの全てのオプションが指定可能。 visible だけは[slider]タブ時に指定しないとデフォルトtrueになる。 タグ: [slider_erase name= page=fore] 説明: スライダーを削除する 引数: key= スライダーの名前を指定する。省略可、省略時は、該当する ページ上の全てのスライダーが対象になる。 page= 削除するページを指定する fore 表画面のみ削除対象とする(def) back 裏画面のみ削除対象とする both 表、裏両方を削除対象にする タグ: [slider_opt name= page=fore left= top= width= height= visible= vertical= min= max= step= val= tabimage= tabwidth= tabheight= color= bgopacity= onchange= baseimage=] 説明: スライダーにオプションを設定する 引数: name= スライダーの名前を指定する。省略可、省略時は全てが 対象となる。 page= 削除するページを指定す fore 表画面のみ対象とする(def) back 裏画面のみ対象とする both 表、裏両方を対象にする left=(必須) スライダーの位置(X座標) top=(必須) スライダーの位置(Y座標) width=(必須) スライダーの幅。baseimage指定時には不要 height=(必須) スライダーの高さ。baseimage指定時には不要 visible= スライダーの表示状態 vertical= 縦スライダーかどうか(true=縦、false=横(def)) 横スライダーの場合、右が大きく、左が小さい値を表す 縦スライダーの場合、上が大きく、下が小さい値を表す ※縦スライダーがKAGEXとは違うので注意 min= スライダーの最小値(def=0) max= スライダーの最大値(def=100) step= スライダーの段階的移動幅(def=0(無段階移動)) val=(必須) スライダー変更時に参照する変数([checkbox]のname=と同じ) グローバルから参照可能でなければならない(例:sf.abc)。 valary= 文字列を値として持つ離散的なスライダーの場合に、値を スペースで区切って指定する。画面サイズ指定スライダー などの時に使う。例:valary="640x480 1024x768 1280x1024" onchange= スライダー変更時に実行するTJS関数(def=なし) モノスゴい制限があって、この関数は必ず以下の形式で なければならない。 func(sliderの値, ドラッグ中か否か) これ以外の関数は呼べないので注意。しかもグローバルから 参照できないといけないので、例えば自作クラスのインス タンスで、それが global.myinstance.func なら、 onchange=global.myinstance.func のように指定する必要がある。スゲぇ! tabwidth= スライダーのタブ幅(def=10,ただし縦スライダーなら=width) tabimage指定時は不要。 tabheight= スライダーのタブ高(def=10,ただし横スライダーなら=height) tabimage指定時は不要。 color= スライダー背景色(def=clWindow)、baseimage指定時は無効 bgopacity= スライダー背景の透明度(def=192)、baseimage指定時は無効 baseimage= ベース画像イメージファイル名(def=なし) これを指定した場合は、width/heightは画像に合わせて 自動設定される tabimage= タブ画像イメージファイル名(def=なし) これを指定した場合は、tabWidth/tabHeightは画像に 合わせて自動設定される