WaitPerCharNum概要 WaitPerCharNum は、吉里吉里/KAGで、オートモード(自動再生) 時に「表示文字数に応じて[l]と[p]での待ち時間を変化させる」 プラグインである。プラグイン化されたものは多分なかったので 作ってみた。 [cm]または[ct]で、内部的に覚えている文字数はリセットされる。 また、lineBreak/pageBreakを表示してもリセットされる。 使い方: first.ks の先頭あたりで、以下のように呼び出す。 [call storage="WaitPerCharNum.ks"] これで、オートモード時、[l]および[p]で、それまでに表示した 文字数に比例してウェイトするようになる。 ウェイト時間は、デフォルトでは以下の通り ・[l]では 文字数*kag.autoModeLineWait/10、  ただし、最短待ち時間として kag.autoModeLineWait/2 ・[p]では 文字数*kag.autoModePageWait/100  ただし、最短待ち時間として kag.autoModePageWait/2 ※この変数はKAGの[システム]→[自動的に読み進むウェイト]から  設定される値をそのまま参照している。 表示文字数は行とページとで別々に覚えているので、行末のウェイト ([l]の時)は行に表示した文字数、ページ末のウェイト([p]の時)は ページに表示した文字数に応じて設定される。 タグリファレンス: [waitpercharnum_setopt enabled=] 説明: WaitPerCharNumのオプションを設定する 引数: enabled= WaitPerCharNumを有効にするかどうか。 true 有効にする(def) false 無効にする。KAGデフォルトの動作となる。 p_enabled/l_enabledの値は無視される。 p_enabled= [p]での文字数ウェイトを有効にするかどうか。 上のenabled=trueの時のみ値に意味を持つ。 true 有効にする(def) false 無効にする。[p]の待ち時間がKAGデフォルトのものとなる。 l_enabled= [l]での文字数ウェイトを有効にするかどうか。 上のenabled=trueの時のみ値に意味を持つ。 true 有効にする(def) false 無効にする。[l]の待ち時間がKAGデフォルトの linewaitminmul= [l]での最低待ち時間の kag.autoModeLineWait に対する 比率。(def=0.5) linewaitmaxmul= [l]での最高待ち時間の kag.autoModeLineWait に対する 比率。(def=0(無効)) linewaitmul= [l]での待ち時間の kag.autoModeLineWait に対する比率。 ただし文字数に比例する。即ち、表示文字数が c だと 待ち時間(ms) = kag.autoModeLineWait * linewaitmul * c (def=0.1) pagewaitminmul= [p]での最低待ち時間の kag.autoModePageWait に対する 比率。(def=0.5) pagewaitmaxmul= [p]での最高待ち時間の kag.autoModePageWait に対する 比率。(def=0(無効)) pagewaitmul= [p]での待ち時間の kag.autoModePageWait に対する比率。 ただし文字数に比例する。即ち、表示文字数が c だと 待ち時間(ms) = kag.autoModePageWait * pagewaitmul * c (def=0.01) [waitpercharnum_reset] 説明: WaitPerCharNumが覚えている表示文字数をリセットする。[l]と[p]で それぞれ表示文字列は適当にリセットされるので、通常は使わなくてよい。 引数: なし 四方山: ・最初、[p]と[l]が呼ばれた時についでに文字数カウンタを0に  リセットするようにしていた。しかし、よーく考えたら  要するに改行・改ページグリフを表示する部分をつつけば  いいじゃん、ということで、今は kag.showLineBreak、  kag.showPageBreak、kag.showPageBreakAndClearを書き換えて  対応している。なんか問題あるかなぁ。 ・pagewaitminmul など、覚えにくく指定しづらい値になっているのは、  kag.autoModeLineWaitとkag.autoModePageWait をユーザが動的に変更  した時にもその変更に対応するため。そうじゃなきゃもっと判りやすい  値を設定させとるわ!キィッ! ToDo: 「。」や「、」でも待つようにしようか。しかしそれはKAGの デフォルト機能に任せてもよいか。